メキシケムジャパン株式会社はMexichemが2010年4月に英国INEOSから買収したフルオロカーボン事業をベースとしたフッ素系冷媒の製造・販売会社です。
親会社のMexichemは、新興国籍でグローバルに活躍する会社としてボストンコンサルティングが選ぶ"グローバル・チャレンジャー100社"に毎年名を連れる会社であり、蛍石、フッ酸の生産量は世界一を誇ります。また、蛍石から冷媒までの一貫した生産資源を活かした事業を展開しております。
メキシケムジャパンはMexichem Fluorのアジア拠点として、また、旧ICI、INEOSからの製品開発、生産、販売での経験を活かして、今後とも競争力のある製品・サービスをアジア太平洋地域のユーザーのみなさまへ供給していくことで、フッ素化学産業界でのリーディングカンパニーになることを目指しております。
HCFC-22の生産
フッ酸の生産
英国ではHCFC-22、フッ酸の生産の他、cGMPに準拠したHFC-134aの精製設備を有し、喘息薬などの噴射剤として使用される医療用のHFC-134a(ゼフェックス134a)を製造しています。
フッ酸の生産
フッ酸はHFC-134a、HFC-125など全てのフルオロカーボンの生産に欠かせない主原料です。メキシケムは自社の蛍石を使用し、年産10万トン以上のフッ酸を生産しています。また、この工場にはフッ酸の原料となる硫酸の生産設備も併設されています。
蛍石の生産
蛍石はメキシコ、中国、南アフリカを主な原産地とする鉱物で、フッ素化合物のフッ素源として使用されます。メキシケムは自社の鉱山で年間100万トンを生産、フッ酸の原料として使用する一方で、社外のフッ酸メーカー、鉄鋼会社などへ出荷しています。
HFC-134aの生産
世界最大級のHFC-134aの生産工場で、自動車大国アメリカを含むアメリカ大陸全域、及びヨーロッパへ出荷しています。